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あたしは恵まれていた

そのときどきの状況に

流されて生きていけるのは

何よりも恵まれている証拠


選び取るものがたくさんあったから

与えられたものの中から一番見目のいいものを

選び取って生きてきた

ただそれだけだった


結局何も残っていないと思うのは

自分から手を放したせいだ


だからみじめに思うことはない



差し伸べられた手をつかんで

その手を汚して

汚くなると次の手を掴めばいい

そうすれば自分はずっときれいでいられる

そんな風に周囲を傷つけた

傷付いた人の痛みなど考えることさえなく

だけどそれでも誰もが優しかった


そう

恵まれていたんだ


なのに、なぜだろう

どうしてこんなに足りないと思うんだろう

有り余るものを手に入れながら

どうして満たされることがないのだろう

どうしてむしょうに壊したくなるんだろう


 流されて生きるのは悪いことじゃないよ


何かの映画で聞いたセリフがこだまする

でも本当は切ないくらいに本当は

何が来ても流されないくらい強いものが

欲しかったんだずっと

ずっと。

確かな何かが。



電話の声はあの頃とちっとも変わらず

優しかった

そしてそれがとても苦しかったんだ


人の優しさが、思いやりが

どうしてこうも心を締め付けるんだろう

移ろいゆく心を止められなかった想いが

どうしてこんなに苦しく思えるのだろう


あたしは一体何を求めてるんだろう

今でもじゅうぶんすぎるくらい幸せだというのに



これ以上望めば、もう

失うしかなくなるのに



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